第15回 長野県上伊那岳風会「短歌・俳句会」入賞作品の発表のお知らせ
第15回短歌俳句会の入賞作品(特選、秀逸まで)を記載しました。
短歌;特選一首 リヤカーを 引きし母と 押す我に 石ころ道の 上り坂つづく ( 石川志風) ・秀逸(一) 遺骨しか帰って来なかった 遺骨すら帰って来なかった 遺族の言葉を 何と聞くらん ( 倉田岳稜) ・秀逸(二) 人の声 絶えて山里 静かなり 野猿の群の 近く過ゆく ( 渕井岳誠) ・秀逸(三) 憂き事を 秘めて寝付けぬ 秋の夜半 すだく虫の音 強く響けり (唐澤岳善) ・俳句;特選一句 山風の 身体を抜ける 今朝の秋 (松澤勝風) ・特選二句 かき氷 食べたいといい 入院す (上野明岳) ・秀逸(一) 秋桜 母に顔寄せ 語りけり ( 藤本章風) ・秀逸(二) たんぽぽや「空はいいな」と幼言う (藤本章風) ・秀逸(三) 芋の露 集めて書きし 願い事 ( 石川志風)
