さあ、詩吟を始めよう!
人生百年時代と言われています。
「腹式呼吸」と呼ばれる発声法は、喉に頼らずお腹の深部から声を唸り出すため、全身運動になり、健康の維持向上に大変良いと言われています。
また、大きな声で歌うことでストレス解消にもなり、教室での仲間との交流は、かけがえのない時間となります。
年齢を問わず、一生楽しめる趣味としてあなたも始めてみませんか?
思い立ったが吉日!ぜひ当会の門を叩いてください。お待ちしております。
詩吟
日本の伝統芸能の一つです。
奈良時代以前から日本には、詩歌に節をつけて詠ずる(唄う)文化がありました。貴族は宮廷行事の際に舞とともに朗詠し、庶民は仕事(農・林・漁など)に即した民謡などで生活に密着した詩吟を楽しんでいました。江戸時代には、藩校や私塾などで中国の儒教や漢詩を暗記する際に独特の節をつけて吟ずることが行われ、詩吟は急速に発展しました。現在では、漢詩、和歌、俳句、近現代詩、俳諧歌など、幅広いジャンルの詩に譜付けして吟ずることができます。
私達の団体は
長野県南部の上伊那地区(箕輪町、南箕輪村、伊那市、宮田村、駒ヶ根市、飯島町)で活動する詩吟愛好団体です。各地区の公民館や集落センターを中心に、約40の教室を開設しています。
上部団体である公益社団法人日本詩吟学院に所属する認可団体として、詩吟の普及と愛好者の育成に努めています。

「日本詩吟学院」と「木村岳風先生」
長野県上諏訪市出身の木村岳風(1899年~1952年)は、昭和11年に上部団体となる日本詩吟学院を設立しました。
木村岳風は全国を行脚し、多くの流派や吟友と交流し、自身の経験と他流派の技法を取り入れながら「岳風流」を立ち上げました。しかし、後に私的な流派となることを嫌い、宗家制度を設けず、理事者の合議制によって民主的に運営すべく日本詩吟学院を創設しました。日本詩吟学院は現在、海外にも支部を持つ全国組織へと発展しています。
木村岳風は、全国の詩吟流派や吟士に多大な影響を与え、近代吟詠の発展に大いに寄与しました。その功績により、「近代吟詠の祖」と称されています。
当会の活動のあらまし
- 各教室により月に2~4回の指導の場が有ります。(詩吟を勉強する場です)
- 年初に「初吟会」を各地区(駒ヶ根、伊那、箕輪)で開催しています。
- 前期と後期に分けて「昇段・昇伝」審査を行います。(初段から段位を取れます)
- 年一度、当会最大行事の「吟道大会」を行います。
- 日帰りまたは泊りでの「吟行会」を行います。(詩吟由来の各地を回り見分を深めます)
- 全国大会に通ずる予選会を兼ねた「吟詠まつり」を行います。
- 講師を招いて「吟道講習会」を行います。(教室の勉強とは一味違った学びが!)
- 短歌俳句会を開催しています。
- 詩吟に合わせて踊る「剣舞(剣・槍等を用いて踊る)、扇舞(扇を用いて踊る)」の活動も有ります。
- 会報の発行も行っています。
- 長野県連合会や総本部主催の各種行事に参加することが出来ます。
当会の沿革
長野県上伊那岳風会は平成20年4月に「上伊那岳風会(旧 駒ヶ根吟詠会)」と「箕輪吟詠会」が合併し設立、同時に日本詩吟学院の認可を頂きました。
| 上伊那岳風会 | 箕輪吟詠会 | |
|---|---|---|
| 昭和42年 | 駒ヶ根市内の有志数人により「駒ヶ根吟詠会」設立 | |
| 昭和48年 | 「箕輪吟詠会」設立 | |
| 昭和51年 | 「駒ヶ根吟詠会」より「上伊那岳風会」に改名 | |
| 平成20年 | 「上伊那岳風会」と「箕輪吟詠会」が合併し「長野県上伊那岳風会」が発足、同時に日本詩吟学院の認可団体として登録 | |
